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『ある晴れた日のウイーンは森の中にたたずむ』荒巻義雄

荒巻義雄は、高校生のころに耽読した。「紺碧の艦隊」シリーズでブレークしてからはまったく読まなくなったが、文章は今読むと下手だな、と思うけれど、建築士にして、画廊主であった彼の、ボッシュやダリ、エッシャーらの絵の世界を舞台にした小説など、刺激的だった。この本は、そのころの短篇集。タイトルにも惹かれた。装丁もエッシャーを想わせる。ただし、装画は杉山留美子という方だそう。なお、この本の末尾には、「術の小説論」というハインライン論も収録されている。

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